アトピーや湿疹の傷跡を効率的に取り除く方法についてのご紹介です。
多くの女性は、アトピーや湿疹の傷跡を簡単に取り除ける方法をいつも探していると思います。
私は子供の頃にアトピー持ちだったので、思春期の頃から傷跡を隠すために、外出時は長袖やロングパンツばかりでした。
傷跡をなくすために、肌を少しでも綺麗にする方法を見つけるため、多くの方法を試してきました。
その甲斐あってか、子供の頃の傷跡はほとんど目立たなくなってきたようです!肌の色も以前に比べてはるかに明るくすることができました。
自然に皮膚の傷跡を取り除く方法
私が皮膚の傷跡を治すために長い年月意識し続けてきたことは「コラーゲンの摂取」です。
「コラーゲン」という言葉はギリシャ語の「kolla(コラー)=膠(にかわ)」、「Gen(ゲン)=〜のもと」から来ています。
「膠(にかわ)」とは動物の皮や骨を石灰水で煮出した液を冷やして固めたもので、接着作用があり、マッチの火薬を固めるのに用いたり、バイオリンなど弦楽器を作る時の接着剤として用いられています。
コラーゲンは筋肉や肌だけではなく、骨までもの構造を支える役割を担うので、健康な肌を作り、人の体にしなやかさと強さを与えるにはコラーゲンが必須となります。
コラーゲンには色々な種類があります
実際、身体には少なくとも16種類のコラーゲンがありますが、体内で最も一般的なタイプはⅠ,Ⅱ,Ⅲ型です。
とくにⅠ型のコラーゲンは非常に柔軟で強く、皮膚の健康には欠かせないコラーゲンです!
コラーゲンの効果
コラーゲンの効果は、しわや弛緩した皮膚、セルライト、骨や関節炎などの関節痛を防ぐのに役立つことが証明されています。
コラーゲンはあなたの骨と皮膚の構造をサポートするので、新しい皮膚細胞を生成することによって、肌、爪、および髪の成長を劇的に改善することができます。
新しい皮膚を形成するにはコラーゲンが必須であるので、皮膚の傷を治すのに役立ちます。
コラーゲンが必要な理由
皮膚の傷は、一般的に3つの主な段階を経て回復していきます。
1)炎症期:傷口の出血が止まり、傷口が閉まり始める。
皮膚が新しい組織を作成しようとしているときは、壊れた肌を修復するのにより多くの栄養素とビタミンが必要です。
2)増殖期:コラーゲンを産生します。
免疫システムが感染症に対して効率的に闘うことができれば、コラーゲン形成のプロセスを開始します。
コラーゲンが生成されると、あなたの肌は傷部分の縁を引っ張り始め、新しい毛細血管と新しい皮膚を作り出す。
傷が塞がったばかりの皮膚に毛穴や汗腺がないですよね。これは、瘢痕組織が傷を清潔に保つために炎症を続けている状態です。外部からの刺激に弱く瘢痕周りの血行をよくしておかないとコラーゲンを異常に作りすぎてしまい、瘢痕が盛り上がってしまうことがあります。
※コラーゲンを摂りすぎが原因ではなく血行不良が原因です。
3)成熟段階:体は、より多くのコラーゲンを産生することによってゆっくりと肌を再生します
最後に、あなたの体は傷跡が目立たないように傷跡を再構築し始めます。
健康な免疫システムとより多くのコラーゲンの助けを借りて、傷跡は赤い腫れから扁平になり、より白色になります。
コラーゲンは、体が傷口を閉じ、新しい傷跡の組織を形成し、時間の経過とともに傷跡を消していくことに大きな役割を果たします。
コラーゲンが減少してしまう原因
コラーゲンは体内に自然に存在しますが、コラーゲンの生産に悪影響を与える要因がいくつかあります。
老化
やむを得ない原因ですが、齢をとることです。老化の一環として、体内のコラーゲン産生は年齢とともに低下する傾向があります。
30歳以上では体内のコラーゲンレベルが著しく低下し、シワ、細かい線、傷跡、が目立ち安くなります。歳をとると擦り傷や切り傷の治りに時間がかかるのも、コラーゲンの低下が大きく関わっています。
糖質の摂りすぎ
皮膚の糖化がコラーゲンを減少させます。糖化が増加すると、隣接するタンパク質が損傷し、体内のコラーゲン、タンパク質を劣化させてしまいます。
砂糖、アルコール、加工食品、お菓子などで糖質の高い食事ばかりしている場合、コラーゲンの生産を損なってしまいます。
不十分なタンパク質摂取
哺乳類は体内でアミノ酸とコラーゲンが最も高い濃度を示します。
哺乳類(牛肉、鶏肉、豚肉など)のタンパク質は、損傷した組織や皮膚細胞を修復するのに役立ち、身体に非常に必要であることが示されています。
身体がこれらのタンパク質を消化すると、それは様々なアミノ酸に分解されます。動物性タンパク質に見出される最も重要な2つのアミノ酸は、L-アルギニンおよびL-グルタミンです。
これら2つのアミノ酸は、体内にコラーゲンを作り出すのに役立ちます。
十分な動物性タンパク質を摂っていなけれ、コラーゲン産生に役立つこの2つのアミノ酸を逃しているかもしれません。
喫煙
タバコの化学物質は皮膚のコラーゲンとエラスチンの両方を傷つけ、ニコチンは毛細血管を細めてしまいます。これは栄養素と酸素の皮膚への供給を減少させてしまいます。
まとめ
コラーゲンは皮膚の傷跡を治すのに必須の材料です。
より速い方法で傷跡、にきび跡を取り除き、肌を明るくしたいなら、食生活でコラーゲンを増やすことを毎日意識してみてください。継続することにより肌の大きな変化を感じることができるはずです。
できる限りは食事からタンパク質やコラーゲンを摂取することが望ましいですが、難しいときはサプリメントなどの利用も良いと思います。
外面からのスキンケアと内面からのスキンケアの両立、そして継続をすることにより、綺麗なお肌は意外と簡単に手に入ってしまいますよ。